ジャパニーズ インスタント食品

日本人もそうだが、香港人も麺好きが多い。

麺には様々な種類があるが、庶民の味方お手軽インスタント麺のお話だ。香港では夜食だけではなく、朝食までもインスタント麺が食べられている。

 

その人気食インスタントラーメンの事を香港ではゴンチャイミンと呼ぶが、実は公仔麺(ゴンチャイミン)というブランドのインスタント麺が、そのままの名でインスタント麺の総称となってしまった訳だ。

 

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(公仔麺)

 

しかし、この公仔麺が最もポピュラーなインスタント麺かというと そうでもない。

御存じの方も多いと思うが、日本のブランド日清の出前一丁と合味道(カップヌードル)が、ここ香港で大活躍している。特に出前一丁は、茶餐廰という香港によく見られる大衆食堂で、普通に食べることができる。火鍋屋でもメニューに載っており、具材を食べた後のスープに入れると美味しいと思う方も多い。

 

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(種類豊富な出前一丁

 

さて、香港にあるSOGO地下の食品売り場での事である。ここは、ずらっと日本の食品が売られている。香港人の友人と一緒に日本の食材を購入しにきたのだが、日本のインスタントラーメンの売り場を前にして、「うーん」とうなってしまった。

 

「TAKUYA、豚骨味と味噌味 そして醤油味は分かる。でも、塩味って何だよ。塩のスープって塩辛いだけじゃないのか?」

 

「うーん、いや多分チキンテイストというか……。」

 

「それなら、チキン味だろ?」

 

インスタント麺の売り場にいた数人のお客さんたちも日本人である私の説明に聞き耳を立てている。この難問には思わず頭を抱えてしまった。今、香港では日本のラーメンブームである。一蘭をはじめ、博多 一風堂など日本のラーメン屋が大人気である。そして香港人のダントツ人気なのが、豚骨味である。何を食べても豚骨が一番美味しいという香港人に、この札幌一番塩ラーメンの美味しさは果たして理解できるのか?

 

「TAKUYAは日本人のくせに日本の国民食のラーメンの事がわからない?本当に日本人か?」

 

といった侮蔑に似た眼差しを俺に向け、疑問理解できぬ友人は日本のもうひとつの国民食であるインスタントカレーだけを購入していった。そして、次の日の事である。友人から写真が送られてきた。

 

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「電子レンジに入れたら焦がしてしまった……。」

 

裏パッケージに書かれている日本語が読めず、絵だけで電子レンジでいけると思ったらしい。すぐに、今はこのまま電子レンジに入れても大丈夫なインスタントカレーは発売されていると、ボンカレーの写真を送ってあげた。

 

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すると、「日本のインスタント食品の進化は素晴らしい。ラーメンのソルトテイストの件は不問に付す」

 

と返答があった。

 

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